感情と向き合う

明らかな人格否定。それでも、ダメージに耐えるには?

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不意打ちに翻弄される

先日、相手の「言葉」や「仕草」について、「評価」を示したものなのか「事実」を述べたものなのかを判断してみる、という方法について書きました。

しかし、そもそも独り言、などではなく、名指しで攻撃(口撃)されることもあります。

「おい、お前!」

で始まる悪夢のような時間です。

「藁人形に恨みを込める」の写真[モデル:大川竜弥]

そうなると、相手の言葉を、これは私を「評価」した言葉なのだろうか、それとも彼が感じた「事実」を語っている言葉なのだろうか、今私は「評価」として言葉を受け取っているが、「事実」として受け取るとどうなるか、・・・などと悠長に分けて考えることも難しくなります。

もう、相手の言葉が、私を「攻撃」しているようにしか思えません。

殴られながら、「評価」? それとも「事実」? などと考えている時間はありません。とにかく降りかかる火の粉は避けないと火傷してしまいます。

この瞬間、どう対処するか?

そんなとき、どうすればいいでしょう?

相手の攻撃に受けて立ち「反撃!」することも一つの方法でしょうし、「逃げる!」ことが解決策となる場合もあるでしょう。同じく攻撃を受けた仲間で「同盟を組む!」ことや、より権力のある立場の人間や機関に「訴える!」ということも考えられます。

そのように行動できればいいのですが、言い返すこともできず、逃げ場もなく、仲間もおらず、相談する相手もいない・・・そんな八方塞がりな状況も珍しくないのではないでしょうか。

そんな場合でも「いま、ここ」にあるその痛みにはどう対処すればいいでしょう? 身も心もボロボロにされるしかないのでしょうか・・・? 

対処法の提案

一つの提案として、このような考え方はどうでしょう?

相手の「攻撃」。その言葉が、私の「人格」を攻撃・非難しているのか、それとも私の「行動」を攻撃・非難しているのか、どちらなのかを考えてみるのです。

相手の攻撃が飛んできます。私を名指しして「非難」してきます。

もっと冷静になって話せばいいじゃないか。・・・と思っても相手は頭に血が上っているのでしょうか、聞く耳を持ちません。

・適当な書類作りやがって!

・調整が遅いんだよ。

・誰のせいで、ミスしたんだ!

・うまくいかないのは、全部お前のせいだ。 

・お前の顔を見ていると、ムカつく!

 ・・・

なぜ、こんなにも相手が起こっているのか、その理由は分かりません。ただ、言葉のパンチが飛んできます。

そのパンチをそのまま受けてしまっては心が持ちません。

受け流す術として、「人格」か「行動」かを考えてみるのです。

相手は私の何を批判したいのでしょうか?

私自身の「人格」を攻撃しようとしているのでしょうか?

それとも私の「行動」を非難しようとしているのでしょうか?

来ることの分かっている攻撃なら大丈夫

相手のパンチが「顔」なのか「ボディ」なのか、どこに飛んできているのかを見極めてみるのです。

打たれる場所が分かれば、意識して備えることができます。意識できなければ、すべての攻撃が「会心の一撃」になってしまいます。

ボクシング漫画『はじめの一歩』でも、「来ることが分かっているパンチは耐えられる」という意味のセリフがありました。

殴られる場所が分かっていれば、痛みは感じますが、心はダウンせずに、ギリギリのところで踏みとどまれるかもしれません。

ダウンせずに立っている限り、試合は終わりません!

私たちは、簡単に倒れるわけにはいきません!

まずは一撃に耐えましょう。会心の一撃を受けて倒されてしまったほうが楽と感じるかもしれません。

でも、それではいけないのです。もったいないのです。なぜなら、もっと素晴らしい明日が待っているはずなのですから・・・。

まずは、次の一撃、耐えましょう。・・・耐えて、やりましょう!

★今日の試してみたいことメモ★

1.誰かに攻撃された、と感じる瞬間に気づく。

2.その攻撃は、私の「人格」を攻撃しているのか、それとも「行動」を非難しているのにかに注意を向ける。

3.(耐える、そして、心の中で、不敵にほほ笑む)

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