感情と向き合う 技を会得する

忙しいが口癖の毎日。だからこその「ゆっくり」で、忙しくなくなる!?

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忙殺される毎日とどう向き合うか。

毎日、忙しくありませんか?

仕事も人手不足が叫ばれる現在ですが、人が足りないからと言って、仕事の量が必ずしも減るわけではありませんよね…。

忙しさに追われる毎日で、心を忙殺されずに、心に余裕を持つにはどうすればいいでしょうか?

むしろゆっくり・丁寧に行う部分を作るのはどうでしょうか?

「挽きたてのコーヒーを飲む女性」の写真[モデル:塩田みう]

認知的不協和理論を使って、忙しさを軽減

心理学に「認知的不協和理論」という言葉があります。

認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。

複数(通常は二つ)の要素の間に不協和が存在する場合、一方の要素を変化させることによって不協和な状態を低減または除去することができる。

有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話が知られる。

認知的不協和理論(Wikipedia)

ウィキペディアには、童話の例のほかに、「喫煙者」と「健康」の例が挙げられています。興味がある方は、ぜひそちらもご覧ください。

では、この認知的不協和を忙しい生活で活かせないでしょうか?

認知的不協和は、ものすごく簡単に言うと、「まったく違うことを二つやると気持ち悪い。気持ち悪いからやらなく(思わなく)なる」ということです。

敢えて、不協和を生活に取り入れる。

つまり、これを応用し、忙しい時にあえてゆっくり・丁寧に行動する部分を決めてしまうのです。

一つのアイデアとして、「丁寧にメモを書く」というのはどうでしょうか? (メモの字をきれいに書く1~2秒すら惜しい、といのなら、仕方ないですが・・・)

心も体も忙殺される日中の仕事で、「丁寧にメモを書く」と決めてしまい、実際にメモを書いていきます。

もちろん、日中にこなさなければならない仕事量は変わりません。忙殺されそうになります。

ここで「丁寧にメモを書いた」(ゆっくり・丁寧)という行動と「仕事に忙殺される」(急いで・雑に)という、行動が矛盾します。

気持ち悪い!

その時、私たちが「丁寧にメモを書く」という状況を変えないのであれば、「仕事に忙殺される」という状況を「されない」に変えるしかなくなります。

「丁寧にメモを書いた」ことが、廻り回って「忙殺されている」という意識を薄めることにつながるかもしれません。

また、こんな場面にも使えるかもしれません。

会議で積極的に発言できない。場を引っ張っていかなければいけないのに、動けない。気が重い…。

そんな時は、会議で出たお茶菓子やお茶を積極的に食べ、飲むのです。

「お茶菓やお茶を積極的に食べる、飲む」(積極的な行動)
   ↑
 < 矛 盾 >
   ↓
「会議では隅で下を向き、一言も発言しない」(消極的な行動)

すると、先に<積極的な行動>をとってしまったために、会議で何も発言しない、という<消極的な行動>が気持ち悪くなってしまうのです。

いきなり会議で「発言」する、という勇気を持つことは難しくても、「お茶」なら誰よりも早く飲めるかもしれません。

求められる瞬間以外のところで、求められる瞬間に必要な行動(積極性や丁寧さなど)を意識的に取っておく。

直接行動や気持ちを変えるのは難しくても、周りからジワジワと、であれば変えることができるかもしれません。

一緒に、なりたい「自分像」をジワジワと引き寄せてみませんか?

★今日の試してみたいことメモ★

1. 忙しい毎日でも、「丁寧にメモ」を書く、と決意する。

2. 実際に「丁寧にメモ」を書いて1日仕事をしてみる。

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