汚い…。目の前が汚い…。
部屋の隅にたまっているホコリもそうですが(隅ではなくて、むしろ主役を張ってる??)、デスクワークをしてPCで仕事をしている人が必ず通る場所…そう、デスクトップです。ここは、綺麗になっていますか?
「いやいや、綺麗かどうかの前に、使いやすいかどうかが問題なんだよ」
という意見が私の中からも聞こえてきますが(苦笑)、例えば、Googleで「デスクトップ 汚い」と検索してみると…↓のような画像がヒットしました。
…どうでしょう。確かに使っている本人にとっては「機能的」という言い訳はつきますが…。「綺麗」ではないですね…。
今の段階で、何も問題が発生していないならそれでいいじゃないか…という意見もありますが、デメリットとして、
- あまりに多すぎると探すのに時間がかかって作業の効率が下がる
- いちいちすべてのアイコンを呼び込まなくてはならないので、PCの駆動に時間がかかる
- 外部の人にデスクトップをのぞき見されたときのセキュリティの問題
- 最新ファイルが分からなくなってしまい、添付ミスや、必要なファイルを誤って削除してしまう……
などの問題が発生することも考えられます。
一瞬でやった気になる整理術
そんな散らかり放題なデスクトップですが、たった20秒ですっきり綺麗にできるとしたら…。どうでしょう? やってみたくはありませんか(笑)。
早速、その方法ですが、これだけです!
いいですか、20秒です!
【デスクトップの整理術】
- デスクトップ上で右クリック
- 「新規作成」 → 「フォルダ」
- フォルダに適当に名前を付ける
- デスクトップのすべてのアイコンをぶち込む!
3.のフォルダの名前は、お好みで。「名前」でも「今日の日付」でも「書類」とだけ書いてもいいです。
すると、20秒で、デスクトップには、いま作った「フォルダ」1つ以外はすべてなにもない、という状況になります。
拍子抜けしましたか…(苦笑)。
それでも、一度騙されたと思って、一日仕事をしてみてください(注)。
(注)仕事をしてみて、どうしても…、どうしてもデスクトップ上になければ効率が悪いものがある場合には、断腸の思いで、デスクトップに呼び戻しましょう(私は、最初にゴミ箱を呼び戻しました(笑)。
この一日で、何が変わるでしょうか。
ただの問題の先送り?
「いやいや、片付けたことにならないだろう」
そんな声が聞こえてきます。
それに対する反論は…。ありません(笑)。確かに、片付いていないと言えるかも知れません。見なかったことにする、という問題の先送りかもしれません。「片付け」ではなくて「移動」かもしれません(笑)。
ところで、このページにたどり着いたということは、「片付ける」ことを決意されているからだと思います。だから、今この文章を読んでいただいていると思うのですが、片付けることの「目的」はなんでしょうか?
- 「○○の資料ある?」と聞かれたときや、問題が起こった時に、すぐに資料を用意できるよう、使いやすい資料整理をする。(理想形?)
というような使い方には、まったく使えません(笑)!
でも、もし、
-
机の後ろを横切った同僚に、「だらしない奴だな」だとか「仕事が出来なさそうだな」と思われたくない。【他人の目(笑)】
-
汚れたデスクトップを見ることで気分を落ち込ませたくない。自己嫌悪に陥りたくない。【自分の感情】
-
片付けられない自分に向き合うための、最初の一歩を踏み出したい。【一歩を踏み出す】 ……
といった目的があるのであれば、そして、特に2番目の「自分の感情」に向き合い「一歩を踏み出す」ためであれば、20秒で十分です。
「とにかく、汚いもの、整理されていないものを視界に入れることで、心にダメージを蓄積させたくない」
これは、そんなニーズに答えるズボラ整理術です(笑)。
早速やってみましょう。でもできないときはシミュレーション
でも、もしかすると実行にためらいがあるかもしれません。「もしやってしまったら…仕事が今よりさらに遅くなってしまうのでは…」「せっかく(自分なりに)分かりやすいように並んでいるのに、一度動かしてしまったら配置がバラバラに…」そう考えてしまいますよね。
なので、あれば、実際に行動するとどうなるか…をリスクゼロでシミュレーションしてみましょう。
【綺麗なデスクトップのシミュレーション】
- デスクトップ上で右クリック
- 「表示」
- 「デスクトップアイコンの表示」のチェックを外す
これだけです。
そして、これを行うと…ウィンドウズでは、↓のようなデスクトップが現れます。
自分のデスクトップで実際に試し、数十秒、眺めてみてください。もちろん先ほど外したチェック(「デスクトップアイコンの表示」)を入れれば、デスクトップは元通りですので、心配いりません。
そして、眺めてみた結果、もし、効果がありそうだと思われたら、すべてぶち込むズボラ整理術を試してみてください。
たった20秒、でもその状態で1日仕事をしてみると、いろいろな体験をすることができます。
例えば、
1.綺麗になった状態を疑似体験できる。
もし、デスクトップが綺麗になった場合、仕事の効率面でも、感情面でも、どのような変化があるのか、それともないのか。その変化を疑似体験できます。
デスクトップ以下は実は全く整理されていませんが、実際にデスクトップに何も置かれていない状態を体験できます。「効率」や「自分の感情が」どう変わるか、1日じっくりと観察できます。
2.実はデスクトップにファイルやアイコンが無くても困らなかった。
目の前から消しただけで、実は、まったく整理できていません。
しかし、1日仕事をしてみて、どんな感想をもつでしょうか? 意外と仕事に困らなかったぞ、という感情かもしれません。
デスクトップにお気に入りのファイル、アイコンが無いために、どのくらい自分が困るのか…観察してみましょう。
3.実は、多くのファイルはほとんど使わないということに気づく。
上の2.との関連しますが、必要だと思ってデスクトップに出していたのに(もしくは、ただズボラなだけかもしれませんが(苦笑))、実は、一日の仕事で使用したファイルやアイコンはそんなになかったことに気づくかもしれません。
「使わないなら、デスクトップに置いておかなくても別にいいのでは?」
そんな風に思えるかもしれません。
4. 実際のデスク(などなど)を整理する前の準備体操。
もし今回の体験で、上手くいくとすれば、更なる整理整頓につなげることができます。
デスクトップというPCの中だけの話ではなく、例えば、目の前の手で触れる「デスク」の上に積み重なった書類にも応用できるかもしれません。
さらに、そのほかの、見て見ぬふりをしているあの場所にも…!
4.何よりも重要なのは、100点満点で0点ではなく1点を獲得したこと。
結果として、あまり効果を感じられなかった…。そんな風に思うかも知れません。
でも、それでも大成功なのです! おめでとうございます!
なぜなら、
- 「綺麗にしたい」と思い立ち
- ほんのちょっとだったとしても、「実際に行動した」のですから!
効果としては、思い描く100点満点の1点かもしれません(私は、20秒の整理術でも体感30点以上得点できると確信していますが^^)。それでも、何も行動していなければ、0点は0点のままです。
いくら「綺麗にしたい」と思っていても、行動しなければ0点です。
でも、行動すれば…、少なくとも1点は獲得できます!(高校入試でも、名前を書かなければ不合格ですが、名前を書けばワンチャンありです)
この1点は、私たちが「行動」によってなし得た勝利の1点です!
デスクトップからモノを消すのは初めの一歩
もし、デスクトップ整理の最初の一歩に成功したら、もうこちらのものです。
綺麗になったデスクトップで「気持ちよく仕事ができた」という感情を体験できた今なら、次のステップにつなげていくことも、ハードルは低いはずです。
初めの一歩を踏み出した後の、具体的な整理整頓の仕方は、様々なやり方が紹介されています(例えば、効率を上げるデスクトップ整理術!手順と押さえたいポイントを徹底解説など)
自分にあったやり方を探していきましょう。
デスクトップからほかのモノへの波及。そして…
そして、今日体験した成功体験を周囲に拡散していきましょう。
上に書いたように、デスクトップの整理により深く取り組むの良いでしょうし、デスクトップ以外の整理整頓に取り組んでみるのもいいでしょう。
もしかすると、今日のデスクトップの見直しが、巡り巡って自分の生き方の「整理整頓」にまでつながるかもしれません(笑)。
今日の20秒は確かに小さいですが、大きな変化の記念すべき最初の1日になるかもしれません^^
★今日の試してみたいことメモ★
- 20秒で実際にデスクトップの整理をしてみる。
- 1日過ごしてみて、何がどう変わったかor変わらなかったか、観察してみる。