精神を見つめる

一日の時間は有限。有効活用のための「正解」は何か。

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24時間の使い方

時間の使い方がもっと上手になれば、と考えたことはないでしょうか? または、一日が48時間あったなら……(私はあります!)。

あれもやりたい、これもやりたい、と思っているのに、ボーっと過ごしていると、いつの間にか昼が過ぎ、夕食が終わり、慌ててやり始めても、すぐ眠くなって一日が終了。

「明日こそは頑張る」が毎日の合言葉になってしまいます。

そして、当然ながら、「頑張る明日」はやってこないのです(苦笑)。

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時間をもっと有効に使えれば…ではどうする?

一日が24時間で決まってしまっている以上、与えられた時間を“上手に”使うしかありません。

でも、どうやればいいでしょうか? パッと浮かぶのは、↓の3点です。

  • 睡眠時間を削る
  • 集中してやる
  • 無駄な時間を削る

最初に、睡眠時間を削る

睡眠時間。削っていました。高校のときは、よく一夜漬けをやっていました(懐かしい…)。そして、何とかテストを乗り切っていました。大学での論文・レポート――これも提出の前日は徹夜がデフォルトでした。こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?

これも、1日だけ「頑張れ」ばいいのであれば、まあ効果もあるかもしれません。が、しかし「継続」はできませんし、続ければ体がもちません。

次に、集中してやる

これもよく「決意」していました。「もっと早くやるぞ!」「もっと頑張るぞ!」「もっと集中するぞ!」

確かに、決意してから1時間は効率よくなりました(10パーセントぐらい)! でも、すぐ戻ってしまうんですよね…。

今まで集中してこなかったのに、いきなり集中するのもなかなか大変ですし、急には集中する技術を鍛えられません。

もちろん、集中する技術は大切ですし、少しずつ鍛えていくべき(その価値のある)技術だとは思います。が、今日明日で応用するにはハードルが高そうです。

よし、無駄な時間を削る!

これも、何度「決意」したことか…。よくよく考えてみると、無駄な時間など「ない」のです。

なぜなら、本当にムダなのだとしたら、そもそもそれをやろうとすら意識に上がってこないからです。将棋に興味がないのに詰将棋の雑誌を見ようと思わないですし、洋楽が嫌いだとしたら、いくら時間があっても聞こうとはしないですよね。

それと一緒で私たちは、「興味があって好きなこと」しかやっていないのです。

グダグダと布団で惰眠を貪るのも、目的もなくボーっとテレビを聞き流しているのも、「興味があって好きなこと」だからです。

少なくとも「耐えがたいほどの苦痛」ではないはずです(笑)。

大切なことをする順番を変える

だとするならば、どうすればいいでしょうか?

24時間、すべての時間が「興味があって好きなこと」で埋め尽くされているとするなら、何から取り組めばいいのでしょうか?

一つの提案は、大切なことなのであれば、「それを実行する順番を変える」ということです。

バケツに大きな石から入れていく

『7つの習慣』で有名なスティーブン・R・コヴィー博士は、スケジュールを立てることを、バケツ(=時間)に石(=予定)を入れることに例えました。

どのようにしたら、たくさんの大きな石を入れることが出来るでしょうか? 大きな石を先にバケツに入れ、小さな石や砂を後から入れればいいのです。時間管理にも同じことが言えます。

たいして重要でない用事(=砂)を先にあなたの予定に入れてしまうため、肝心の重要な予定(=大きな石)に時間を割くことができないのです。

あなたにとって重要なことを実行しようと思うならば、まずそういった大きな石をあなたのスケジュールに先に入れることです。

重要事項を優先する方法 ~大きな石を入れる

確かに、こうすれば、砂に気を取られていつの間にかバケツがいっぱいになってしまい、大きな石を無理やりバケツに詰め込もうとする必要がなくなります。何も入っていないバケツに石を入れればいいのです!

試されるのは、私たちの「価値観」

しかしこの時、困ったことが起こりはしないでしょうか。

何が大きな石でどれが砂なのか誰も教えてくれないのです。

今まで、何が大きな石なのかは、割と明確でした。学校では、スポーツにしろ勉強にしろ「いい成績」を修めればよかったのです。

社会に出て就職してからは「いい業績」を上げればよかったのです。

その他にも、社会からは「いい親として」「同時にいい子どもとして」「そしていい地域コミュニティと一員として」「そして、いい○○として」「また、いい○○として」…。

様々な基準(=大きな石)を用意してくれます。

しかし、大きな石の候補があまりに多く、すべてが大きな石になってしまうと、とてもバケツに入らないのです!

私たちには選ぶ自由がある。自由を選ぶのに必要なものは「勇気」

私たちは、何を大きな石とするか、自分で選ぶことができます。今までは、親や学校が「手本」を示してくれたかもしれません(もしかしたらそれは反面教師として脳裏に刻まれているかもしれませんが…)。

だからといって、これからも「手本」に従っていかなければならない、という訳ではないのです。

これは、ある意味途方もないことです。「自由」であることは同時に、「道しるべ」がなくなってしまうからです。

何を「道しるべ」にするのか。それを決めるのは、私たちです。何を選んでもいいのです。

今まで慣れ親しんだ「手本」に従うほうが楽だと感じるかもしれません。もちろん、その道を選ぶのも自由ですし、誰に後ろ指をさされる理由はありません。堂々と選べばいいのです。

それでも、もし、いままでの「手本」に何か違和感を覚えるのであれば、生きづらさを感じるのであれば……私たちは、自分が見つけた「道しるべ」に向けて一歩踏み出す「勇気」を出さなければ、その先の風景を見ることはできないのかもしれません。

バケツに入れる大きな石として、今日、何を選びますか?

★今日の試してみたいことメモ★

  1. 「やりたいこと」や「やらなければならない」と思っていることを思うがままに書き出してみる。
  2. その中から、重要な用事(=大きな石)を選ぶ。
  3. もう一度、今選んだ大きな石が、本当に「大きな石」なのか、必ず自問自答する。
  4. 大きな石が定まったら、早速取り掛かる。

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