料理って何?
料理が苦手!
本当に苦手!
料理が苦痛!
本当に苦痛!
・・・でした(一応過去形にしておきます)。
ちょっと嘘をついたと白状しますが(笑)、少なくとも最初に比べれば随分抵抗なく料理することができました。
今日はそんな状況がなぜ変わっていったのかを、振り返ってみたいと思います。
とにかく料理が嫌い
料理を自分で作ることがそもそもありませんでした。
お湯を注ぐだけ、ご飯を炊くだけ・・・を料理と認めていただければ、ベテラン(笑)かもしれませんが、フライパンを使うことは未知の領域でした。
Q なぜ嫌いなのか?
A 面倒くさい。時間がもったいない。
料理が本当に面倒くさく時間がもったいないものなのかどうかは別にして、そういう意識がありました。
フライパン使うと材料も買いに行かなきゃいけないし、料理したら片付けもしなきゃいけないし。
総菜や弁当買えば一瞬で済むことになんで時間を使わなきゃいけないの?
料理に時間を使うなら、読書とかジョギングに時間を使いたいし・・・。
積極的に料理をする理由を見つけられずにいました。
この状況はマズいのでは? と思い料理をやってみる(目指せレベル1!)
料理をしないで生きてきたのですが、そうも言っていられない事態が発生します。
妻がパートに出る。
今までは妻が専業主婦だったので料理は完全にお任せだったのですが、パートに出るということで、家で家事をする時間が必然的に減るとのこと。
「これはマズい!」
それが料理を始めなければと思ったきっかけです。
今まで料理レベル0だった自分ですが、ついにレベル1を目指すことにしました。
(いつも環境の変化に引きずられているなぁという印象です)
Q. では、何をするか?
A.(にたどり着くまでの思考) 料理をする・・・けれど、面倒くさい。時間がもったいない。
これが始めの意識だったわけで、どうにかこの壁を越えなければなりません。
とすれば、アプローチは、
・ 簡単で
・ 速い!
これです。アンサーが決まりました。
A. 料理をする。簡単&速いで!
「簡単で」の部分は、
・極力材料を少なく
・工程を少なく
「速い!」の部分は、
・調理時間を短く
さて、どうしようかと10秒悩んだ結果、出した結論は、
「もやし炒め」だ!
でした。
炊飯器を開けると・・・ご飯は炊いてあるぞ、よしよし。これで第1工程は終了!
冷蔵庫を開けると、もやし・・・ある! お、ニラもあるじゃないか。なんと、万能調味料のウェイパーもあるじゃあないか! サラダ油もあるし、スーパーに行かずにOKじゃないか! 第2工程終了!
<用意した材料・器具>
・(既に炊いてある)ご飯
・(冷蔵庫の中にあった)もやし
・(冷蔵庫の中にあった)にら
・(冷蔵庫の中にあった)万能調味料・ウェイパー
・(台所を漁って見つけた)フライパン
・(台所を漁って見つけた)まな板
・(台所を漁って見つけた)包丁
・(台所を漁って見つけた)サラダ油
・(台所を漁って見つけた)ざる
・(台所を漁って見つけた)菜箸
いままで記憶をたどり、なんとなく料理に必要そうなものを漁ってもってきました。
あとは作るだけ
ここまで来たら、あとは作るだけです! 一気に行きます。
1.にらを適当に切り
2.もやしと切ったにらを一応ざるに入れて洗い
3.フライパンに油を入れてスイッチオン
4.おっと忘れた、換気扇オン
5.もやしとにらを投入
6.10分ほど菜箸でかき混ぜながらジュウジュウ
7.ウェイパーをちょこちょこ入れながら、かき混ぜ味を見る。→いい感じ!
8.お皿に入れて、換気扇オフ(忘れるところだった!)
9.妻が帰ってくるのをドヤ顔で待つ
妻の反応にバンザイ
帰宅後、妻はまさか私がお湯を入れる以外の料理(?)をすると思っていなかったのか、心底驚いていました。
料理をされている方にとっては、↑のもやし炒めなど、はっきり言って料理のうちに入らないのかもしれません。
でも、私にとっては大冒険! ついにレベル0→レベル1になった瞬間でした。
しかも、妻の驚きという特典付きです。
すっかり気をよくした私は、毎日もやし炒めを作り続けます(そして1週間ほどたち、やんわりと「もう飽きた」と妻に言われたのでした)。
そして気づくと不思議ともやし炒めを作るのに抵抗がなくなっていたのです。
気づかされた教訓
私が感じたことは、まずはとにかくレベル0→レベル1にすることの大切さでした。
もちろん世界にはレベル100~10000といったようなベテランやプロがひしめいていますが、自分に今できるのはそこじゃあない。
まずは、0を1にすること。
そして、レベル1になった成功体験を味わうこと(それも短期間で。時間がかかると投げだすので・・・)。
今回の私は、料理でしたが、きっといろいろなことに同じことが当てはまるのではと思っています。
世界に限りなくあるレベル0の物事ですが、興味を持ったのなら、まずは、レベル1を目指して最初の一歩、進むのを成功させる。
プロから見たら笑われてしまうような一歩でも、身近な人にとっては大変な驚きを与えることができるかもしれない・・・大きな一歩になるかもしれません。
そして自分の人生にとっても。
★今日の試してみたいことメモ★
- 今はレベル0だけど、これからレベルを上げていきたいことを書き出してみる。
- 早速今日、5分だけ取り組んでみる。
- レベル上昇を実感する。(もしかすると、5分ではレベル1までは難しいかもしれない。けれど、レベル0.01までは行っているはず)